なんだそうだったんだ 届いてなかったんだ

嘘みたいな本当の話。
でもよくある話。
あたしってバカみたい。





彼とはもう終わったのかなと思っていたけど、本当に終わっていました。
彼は別の女性と結婚してしまいました。


最後くらい、ちゃんと真実を言ってほしかったな。
ずっと、嘘ついて二股されてたのに気づかなかったよ。
いや、気づかないふりをしていたのかも。
どこかで、別の女性の影に気づいていたんだ。
その彼女は私の存在を知っていて、やたら足跡を残してきていた。
わたしと似たような文章の日記を書いてた。
彼とわかるようなキーワードを含ませて。


その女性が留学から帰ってきた頃からおかしくなっていたのかも。
いとこの女の子が上京してきて、一緒に住むことになったと聞いたときから
もしかしたらと思ってた。
ずっと、不安でたまらなかった。
けど、怖くて確かめなかった。
彼を信じるということで逃げていたのかも知れない。
ちゃんと話せばよかった。
もっと自分の気持ちをいえばよかった。
もっと我が儘をいえばよかった。
もう終わってしまったことだから仕方のないことだけど。
彼はあたしじゃなくて彼女の方を選んだだけ。
ただ、それだけのこと。
でも、それならそれで言ってほしかった。
二股なんてしてほしくなかった。


何も知らずに信じていたあたしってバカだな。
最後くらい、本人の口からさよならを聞きたかったよ。